富山市(富山) 御鷹山(807.3m) 2021年5月29日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 9:39 駐車余地−−10:26 尾根取付−−10:38 廃林道−−10:58 御鷹山−−11:17 廃林道−−11:23 林道−−12:01 駐車余地

場所富山県富山市
年月日2021年5月29日 日帰り
天候
山行種類藪山
交通手段マイカー
駐車場林道路側に僅かに駐車余地あり
登山道の有無無し
籔の有無灌木、笹、根曲がり竹。無雪期でも許容範囲の濃さ
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント東側を通る林道から最短距離で往復。林道は646m標高点付近の分岐から先は廃道化しているが尾根上の藪の中を進むよりずっとマシ。林道からの取り付きが最も藪が濃く植林地帯へ入れば藪は薄くなる。750m肩で目印が登場して傾斜が緩み、以降は水平な尾根を西へ進めば山頂。思ったよりも藪は薄く、車でのアプローチの利便性をを考慮すれば無雪期でも許容範囲だろう




標高570m付近までどうにか車で入れたがお勧めしない ニガナ。こんな低い場所でも咲いているんだ
駐車箇所より先は木の枝が林道にはみ出している たぶんタニウツギ
オオカメノキ 610m鞍部に大道城跡の案内板あり。でも草が茂って道があるのか不明
進入禁止の看板があるが木のはみ出しで通行は無理だろう 646m標高点付近の林道分岐。御鷹山は右の廃林道
左の林道は状態はそこそこ良さそうに見えた 廃林道を進む
正面の尾根を登ることに 尾根取り付きが最も藪が濃かった
標高710m付近 標高730m付近。目論見通り植林帯は藪が薄い
標高730mで廃林道が横断。尾根の藪が濃そうなので廃林道を右へ 最初のカーブの谷で斜面に取り付く
標高770m付近。根曲がり竹だが密度はそれほどでもない 780m肩で主稜線に乗ると目印あり
比較的新しい目印。高さからして無雪期の物だろう コンパスの一部が落ちていた
標高890m付近 山頂直下のヌタ場
御鷹山山頂。根曲がり竹に覆われる 三角点を無事発見
三角点東側のブナの高い位置に赤スプレーあり 780m肩のブナに彫られた文字
林道に戻る 廃林道から現役の林道へ
大道城跡の解説板 駐車箇所到着


・思い越せば富山には御鷹山が2つあった。1つ目の御鷹山は昨年秋に登っている。ここは林道から微かに道があったが、もう片方の御鷹山は道がありそうにない。北側に城跡マークがあるのでそこまでは道があるだろうか、その先は期待できない。ただ、標高が800m程度なのでそれほどひどい藪ではないと予想した。

・地形図を見ると北側から東側にかけて林道が高い位置まで走っているので、これを利用するのが得策だろう。ただし、これがマイカーで通行可能かは不明なのはいつものパターンだ。

・極楽坂山の次は御鷹山を目指して西へ。林道入口は山田川沿いの県道。山田谷集落から左に鋭角に曲がるのが最初の林道入口。ここはまだ舗装道路で北斜面を巻くように上がっていき、やがて右に分岐する林道へ入る。ここはジグザグを描きながら高度を上げるが、意外にも舗装道路で問題なく走行可能だった。しかしこの道はそのまま直進すると山の西側を巻いて下ってしまうので、山頂東側を通る林道へ乗り換える必要がある。その「連絡道」が2本あるのだが、標高490m付近の1本目の道は途中で廃道化しており進入不可。次の道は標高500mで分岐するが、最初から草が茂り気味で怪しげな様子。それでも普通車で入れないほどではなく、積極的に入る気になるような状況でもないが目的の林道まで達することができた。でも帰りは通りたくないなぁ。

・合流した目的の林道の方が明らかに道が濃く、帰りはこちらを下ることにしてまずは上を目指す。車で入れる所まで入ってから歩きに切り替えり予定だが、どこまで入れるだろうか。山の東側を巻いているので現在位置の把握が難しく、カーナビの地図上ではもう道路が消えた区間でさらに現在地が不明。山の斜面側から木の枝が盛大にはみ出した地点で車での進入は断念し、僅かな転回地を何度も切り返して草が生えた路側に駐車した。まあ、この様子では他に車が入ってくるとは思えないが。どこまで車で入ったのか帰宅後にGPSの軌跡で確認したら標高570m付近であった。

・車の中で昼飯を食っていると予想外の展開が。男性の老人が地図を片手に一人で林道を下ってきた! いったいどこに行ってきたのか不思議だが、男性は手慣れた様子だった。この先の林道も同じような状態とのことだった。

・飯を食い終わって出発。現在位置が不明なので山頂までの所要時間も全く不明。でもしばらくは林道歩きが続くだろう。日当たりがいい斜面にはタニウツギが花盛り。林道にはみ出した木の大半がタニウツギであった。

・林道を進むとこれまで巻いていた稜線が下がってきて小鞍部で林道と接触。ここに大道城跡の標識があり、やっと現在位置が判明。ここは地形図で城跡マークのある639.1m峰の南側の610mm鞍部だった。ということは山頂はまだまだ先だ。城跡の案内板付近は草が生い茂り、人が立ち入った形跡はほとんど感じられない。この林道の様子では訪問者はほぼ皆無に近いだろう。

・なおも林道を南下。木のはみ出し状態は改善しているが、路面を見る限りはあまり車が入った形跡は感じられない。646m標高点付近で足谷集落方面に下る林道が分岐するが路面状況はこれまでと同等であり普通車でも問題なさそうに見えるが、廃林道ではないがあまり使われていないような。でも麓からここまで車で入れれば私が歩いた林道よりは歩く距離がかなり短縮できる。誰かチャレンジしてみてはどうか。

・山頂へは更に林道を南下するが、林道分岐以南は廃林道化して路面を草が覆っていた。ただしまだ完全に藪化していないので歩く分には大きな障害は無い。林道最高点を越えて下り始めると顕著な尾根が登場し、そこに植林の杉が見えたのでそこで斜面に移ることにした。植林ならば日当たりが悪くて藪が薄いだろうとの予想からだ。

・ぬかるんだ路面から灌木藪が厳しい斜面に取り付く。遠目には杉の木が見えたが林道脇までは植林が接していないようだった。灌木をかき分けて尾根上に出ると杉の植林へ入ると同時に予想通り藪が薄まって格段に歩きやすくなった。さて、このまま山頂まで植林が続くだろうか。

・標高730mで一度傾斜が緩んで肩に出たと思ったら廃林道が斜面を巻いていた。この廃林道の上部は先ほどの林道と同じように灌木藪が濃いので廃林道を少し北へ進んで藪が薄そうな僅かな谷地形から再び斜面へ。この廃林道もぬかるんでいて長靴が役立った。

・主稜線の780m肩へと斜面を登っていくが、ここは植林ではないが藪はそれほど濃くなく、これなら無雪期でも許容範囲だろう。問題は780m肩より先の傾斜が緩んだ尾根の藪の状態で、一般的な傾向として傾斜が緩い場所の方が藪が濃い。周囲は根曲竹が目立つが、これが濃くなったら苦労しそうだ。

・780m肩で傾斜が緩むと木に巻かれた目印を発見。ここまで目印は見ていないのでこの目印を付けた人は別ルートから登ったのだろうか。目印の高さからして無雪期に付けられた可能性が高そうだ。問題の藪の濃さだが、意外にもほとんど変わらず大きな障害にならなかった。主稜線上には踏跡は無いが目印が散見され、意外と歩く人がいるようだ。途中でコンパスが落ちているのを発見。落とした人は無事に下山できただろうか?

・山頂はもう少し先なので緩やかな尾根を西へ進む。部分的に藪が濃い場所は迂回可能。小鞍部から登り返した御鷹山山頂部の東の肩には小さな水たまりあり。その少し先の藪に覆われた平坦部が御鷹山山頂だった。根曲竹に覆われているが三角点は簡単に発見できた。山頂標識が無いかと周囲を見渡すが発見できなかったが、近くのブナの幹の高い位置、地上から3m位の高さに古くて消えかけて判別困難だが、おそらく「御鷹山」と赤ペイントで書かれた文字を発見した。同じような高さの枝に付いた目印も。あれらの主は積雪期に登ったようだ。積雪期は藪は回避できるが林道が使えないのでアプローチは悪く、おそらく1日がかりだっただろう。

・帰りは往路を戻る。780m肩付近の大きなブナに「H10年 11年」と他に数文字が彫られていたが判別不能。思ったよりもここへの訪問者は多いようだ。

・林道に降り立って車に到着してから体や衣服にダニが取り付いていないか調べたが皆無だった。経験的にはこの時期が一番ヤバい。

 

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